岩内多頭飼育の活動報告

いつもアニボック北海道をご支援下さる皆さま、ありがとうございます。

皆さまへ活動報告をさせて頂きます。

先日、岩内猫多頭飼育の相談がありました。

ご高齢の独り暮らしの方からの依頼で、増えてしまった猫をどうにかしたいという内容でした。

現場視察に行ったところ、敷地内に入った瞬間から強烈な異臭。お部屋の中には無数のハエ。

当然ながらその異臭は強烈なため、洋服や靴にも臭いがうつってしまいます。

ひどい現場で使用した靴は、何度洗っても臭いが取れず、漂白剤につけてもなかなか取れない・使用した車は車内清掃程度では臭いは取れないなんてこともあります。

 

お家の中に入ると、人馴れしている猫がおりました。馴れていない子は逃げていなくなりました。

役場の方の確認で、成猫7匹・子猫4匹がいました。

避妊去勢をしていないため、このまま放置すればどんどん増えることは間違いない状況です。

そして、見ただけでわかる猫風邪をひいている子ばかりでした。

飼い主さんは、猫が大好きなようです。でも、適正飼育でないことは明らかでした。

当団体では、大人の猫を全頭捕獲し避妊去勢をして飼い主に戻すという内容で話を進めさせて頂くこととなりました。

子猫たちは、一足先に別のところへ譲渡されました。

捕獲当日まで何度もミーティングを重ね、その話合いの結果、飼い主さんが費用を負担することとなり

いよいよ全頭捕獲作戦開始です。

人馴れしている猫だといっても、他人に馴れていない子もいますので、病院の運搬前日に捕獲機を設置しました。

捕まえられる子はその日に捕獲。

翌日、捕まえられなかった子は、飼い主さんが捕獲し、無事全頭7匹を捕獲することができました。

そのまま病院へ。

翌日、病院へお迎えに行き、その後現場に戻しました。

 

捕獲漏れもなく、全頭の避妊去勢が無事終了しました。

 

これにてこの案件を終了とさせて頂きました。

捕獲した7匹は、みんな猫風邪をひいていました。加えて、子宮蓄膿症・膀胱炎がある子、そして残念ながら堕胎した子もおりました。悔しい限りです。病院で処置をして頂き、現場に戻しました。

正しい飼育方法が分かっていても、ご自身で動くことが出来ない場合は周りのサポートが必要です。

正しい飼育方法が分かっていない場合も、周りのサポートが必要です。

田舎であればあるほど、周りの目が無いために気付きにくく、厳しい状況にある猫たちが多いと感じています。

 

アニボック北海道は、現在預かりボランティアさんを募集しています。

ご興味がある方は譲渡会までお越しください。お声がけ頂ければ、お話させて頂きます。

 

info@anivoc.net

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